あなたの身体は、なぜ良くならないのか?

病気治療を何ヶ所も変えて、何年も行っても全然自分の病気がよくならない方が年々増加しています。これは一体何故でしょうか?


ひと言でいってしまえば、医療機関での治療と称する行為が、全く逆の方向へ向かってしまっているからにほかなりません。


病気で検査を行って、いくつかの項目で異常な数値が出ると、それらの数値の元となる代謝を抑える薬が数種類処方されます。まさに「もぐらたたき」にほかなりません。このような治療を施すと、始めのうちは薬の効果でそれらの数値が下がり「治癒」に到ったように見えます。


問題はこれから先です。その時点で薬の投与を止めればよいのですが、ほとんどの医療機関では「薬の効果が出てきたのでもう少しこのまま薬を続けましょう。」とか「この薬で体調がコントロールされているのだから、このまま続けて完治させましょう。」などと言われて結局薬の服用を続けさせられます。


新薬はその大半が代謝を止める薬ですから、全身の代謝まで低下してしまいます。すると低体温になって血液もドロドロの状態になりますから、総合病院にかかっている場合には、加えて多くの科目を受診させられ、もっと多くの種類や量の薬を服用させられることになり、さらに低体温化が進行して血流の悪い部分には組織の障害(潰瘍等)が起こります。これが慢性化して組織の障害と修復が何度も繰り返されて冷えが常習化するとガンになります。またもしも組織障害が起こらなければ「うつ病」になってしまいます。「うつ病」は冷えの極致です。


問題は、あまりに素直に医師の言うことに一から百まで従うことによって起こる不幸なのです。


次から次へと科目を変えて診察・検査を受診すると次々と異常が発見され、ますます服用すべき薬が増えて身体は正常な新陳代謝ができなくなって破綻します。診察・検査を受診することは決して悪いことではありませんが、その後もらう薬を次々と積み重ねるようにして大量のくすりを服用することは絶対に避けるべきなのです。


問題なのは、医師と薬剤師の低い意識レベルにあります。例えばある患者が内科を受診して、薬を4種類服用するように指示されたとします。次に念のため消化器科を受診しなさいと言われて、5種類の薬を服用するよう指示されたとします。さらに耳鼻科を受診して、3種類の薬を服用するように指示されてもらった処方箋を薬局へ持ち込むと、組み合わせに問題(副作用等)がなければ、何の疑問も持たずに合計12種類もの薬を渡されてしまいます。


これほどたくさんの薬を一度に出すのは日本特有の現象です。アメリカ合衆国では、必要以上の薬を処方すると医師が処罰される法律ができていて、薬の処方には極めて慎重ですし、欧州でもこれほど薬をたくさん出す国はありません。


日本では普通と考えられているこんなことが「当たり前」と思うあなたは、世界から見ると極めて変人なのです。日本では変な遠慮があって、ある医師が処方した薬を他の医師が否定することはまだまだまれで、複数の医師を受診するたびに薬の種類や量が増えてしまいます。


たくさんの薬を長期間にわたって服用させられている皆さんは、医師や薬剤師に「薬を減らしたい」という意思表示をしっかりして相談にのってもらうことです。もし相談にのってもらえなければ、他の病院でセカンドオピニオンを受診することをお勧めします。


代謝を止める新薬は最低限にして、症状が落ち着いたら代謝に流れをつける漢方薬を服用すべきです。


薬についてもっと詳細に知りたい方は、新潟大学大学院医学部教授の安保 徹先生が出版された「薬をやめると病気は治る」(マキノ出版)を御覧下さい。

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